もいんもいん!

「もいん」とはもとは北ドイツのおはようという意味です。

英雄たちの選択「“知の巨人”南方熊楠の闘い 熊野の森を守れ!」

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英雄たちの選択「“知の巨人”南方熊楠の闘い 熊野の森を守れ!」


とても興味深くおもしろかったです。
神社合祀や廃仏毀釈なんてやっている事はISと同じ。
重要な仏像は海外に流出。
番組中に出てきた映画『熊楠・KUMAGUSU』観たい! 資金難で未完ですが、パイロット版があるらしいです。



番組より
明治39年国民の統合をはかるために神社合祀政策。
有象無象の多様な神様を排除し、神様の国家管理に乗り出す。
神を単純化し、西洋化された神道を目指す。
日露戦争終結における莫大な負債を抱えた政府は、その負債を補うために神社を少なくし、農地にしたり、クスノキなどを売る。
ヨーロッパの教会は人工的に作られ、ほとんど周りに木がない。
日本は逆に最も自然に向かった所に自分たちの心の拠り所をおいている。ヨーロッパを参考にし、神社をつぶしたあと、木を売った。
統廃合された神社は5万におよぶ。まさに「神狩り」
森林が伐採されると生態系のバランスが狂い、洪水、害虫の被害を引き起こしている。
神社合祀の影響は自然界だけでなく、人間の社会にまで及ぶ。
熊野では神羅万象、全てのものに神や仏が宿る。
「世界にまるで不要なものなし」の発想なのに、鎮守の森が不要と見なされ、熊楠は新聞に投稿して草の根運動をした。