もいんもいん!

「もいん」とはもとは北ドイツのおはようという意味です。

工作 黒金星(ブラック・ビーナス)と呼ばれた男

与党があやうくなったら北に軍事挑発をやってもらうって既視感ありすぎ。 国のために尽くしてきた主人公にとっての国って何かね、与党なのかね、といういい話だった。 邦画『新聞記者』にも通じるところがあるが、この韓国映画には気骨があった。国民、世論…

映画『キリング・フィールド』

ものすごい映画だった。 ひたすら映像で見せる映画。 カンボジア人助手のプランとプランを演じるハイン・S・ニョール自身の人生も重なり、彼のなんとも言えない表情や仕草が他の俳優を凌駕していた。 1970年から1993年までカンボジア内戦は続いたのか。 対米…

『博物館でアジアの旅 LOVE ♡アジア』展

2019年9月の連休にトーハクの東洋館の特別展示に行って来ました。このチラシを見て行きたくなりました。いつも特別展でお腹がいっぱになってしまい、常設展まで見て回れないので、こういう企画は本当にありがたいです。当該展示品を探すうちに、他の素晴らし…

映画『あなた、その川を渡らないで』

お友達から勧められて観ました。勧めてもらわなかったら、おそらく観ていなかったと思います。そしてこの映画は私の大切な一本となりました。類まれなる人権意識の持ち主のおじいさんとそれに愛情たっぷりに答えるおばあさんが昔話のような生活をしています…

映画『小さな池 1950年・ノグンリ虐殺事件』

映画『小さな池 1950年・ノグンリ虐殺事件』 この大虐殺知りませんでした。住民数百人の避難民が米軍の無差別射撃で虐殺された。国境を越えようとする者は射殺せよと命令が下り、爆撃や銃撃で避難民が虐殺された。その後も「彼らは民間人です」と言うが、命…

ミュージアム『モダン・ウーマン』

フィンランドの女性芸術家の作品を初めて見ました。表現主義のような素敵な作品が多く、とても好きになりました。全ての作品写真撮影可でした。 マリア・ヴィーク(館内の解説を写真に撮ったのですが、ボケていたので、正確ではないです) 1880年代から国際…

新日本風土記「八戸」その2 動画編

新日本風土記「八戸」その1

新日本風土記「八戸」 デコトラから八戸三社大祭の山車、そして元会津藩が興した水産加工会社。 戊辰戦争で負け、会津から八戸に移住して極貧から水産加工会社を興した方の子孫。会津こじきって初めて聞いた。何もない極寒の地に送られた会津藩。 戊辰戦争で…

死者の書 近藤ようこ

死者の書 上・下 近藤ようこ・著 折口信夫・原作(BEAM COMIX) 【上・下巻レビュー】中将姫伝説。 浮世離れして幻想的な物語でした。消え入るような近藤ようこの描く姫君が二上山に吸い込まれてしまいそうでこちらも心もとない気持ちになると同時…

映画『カプリコン・1』

『カプリコン・1』 めちゃくちゃ面白い。えっ?えっ?の連続。壮大なコントのような映画。 ニュースで自分たちが死んだことが報道され、え、このままだと俺たち死ななきゃならなくなるぞ、逃げろ~、と。それにしても宇宙飛行士というものはどんな時も冷静沈…

映画『ランボー』

『ランボー』 ベトナム帰還兵もの。せつない。国のために戦ったのに帰国するとPTSDやら枯葉剤やらに悩まされお役ごめん。ランボーの仲間はほとんど死んでいるという。英雄だろうが兵士は所詮消耗品。警察の理不尽さ、兵士のPTSDなど今日的なテーマだと思いま…

映画『ブラジルから来た少年』

『ブラジルから来た少年』 原題は少年が複数形なのが肝。ナチ残党物は大好物。たまに不思議なシーンがあって地味に怖い。ちらちらと足を見せる未亡人、電話口で邪魔するパペットのけたたましい笑い声。94人というのも足して13だからかな。

映画『未来を生きる君たちへ』

『未来を生きる君たちへ』 デンマークの意外な暗部。スェーデンから来た子をいじめたり、いじめられてる子を転校させようとしたり。 エリアスの父は難民キャンプで外科医で子供達に諭したり立派な父親なんだけど、浮気して別居中。 また転校生クリスチャンが…

映画『ブルーサンダー』

子供の頃から大好きだった映画『ブルーサンダー』先日テレビでまた観ました。こんなに深みのある映画だったんだ。2年後に東京オリンピックを控えた今だからこそみるべき映画です。 この映画はロス五輪に向けてテロ対策として警備、監視強化として兵器のヘリ…

映画『追想』

『追想』 1975年 ロベール・アンリコ監督 追想しながらナチに古い銃でたった一人で壮絶な復讐をする医者の男。城って迷路みたいになってるのね。勝手知ったる城でナチを翻弄しながらひたすら殺し続ける。普段冷静で美貌の妻との結婚生活にも僕自信ない・・な…

映画『太陽がいっぱい』

『太陽がいっぱい』 先日、20年ぶりくらいにNHKでやっていたので鑑賞。 アラン・ドロン、早くドロンすればいいのに。金持ちフィリップがアラン・ドロン扮するトムに屈折した感情を抱いているのかと思いきや、淀長先生によるとトムの方がフィリップを好きだっ…

映画『三度目の殺人』

『三度目の殺人』 藪の中。斉藤由貴ママが不気味。福山雅治が真実に迫ろうとすると役所広司と福山雅治の顔がガラス越しに重なりそうになるがやっぱり重ならない。司法では真実が重要視されずに裁かれる現実を観客にもやもや感を与える事によってあぶりだして…

プレミアムカフェ 世界は歌う 世界は踊る アルプスに響くヨーデル

とても興味深い祭りが描かれていた。 Die silvester klausen ジルベスター Appenzell Schweiz スイス アッペンツェル地方 まるでなまはげとねぶた。 Youtube https://www.youtube.com/watch?v=7AM1dFoVUKA&t=41s 写真の人形をかぶり(まるで一人ねぶたとのナ…

NHKスペシャル未解決事件File.07警察庁長官狙撃事件

ドラマ版。 おもしろかった! 役者さんも良かった! それにしても、刑事が上司から「駅のホームでは背後に気をつけろ(暗に公安に気を付けろという意味で)」と言われるこの国って一体・・・。 番組ホームページ https://www.nhk.or.jp/mikaiketsu/

ドラマ『X-ファイル』2016 第3話「トカゲ男の憂鬱」

X-ファイル久々の超名作来ました。スカリーの言おうとしている台詞を完全に理解しているモルダー。先回りして彼女の台詞を言う。彼らが置かれていたピエロ的な役割も把握するモルダー。そして人生に迷うモルダー。何よりトカゲ男、実は・・・、が、人間社会…

映画『26世紀青年』

『26世紀青年』 こういう強烈なブラックなSF最高!家族で楽しめます。本当に日本もトイレのないマンションの大量のゴミとかどうするんだろう。どうもできないよね。また日本も何も考えてない人ほど子供を作る事にためらいがないのも現状だ。

ノーナレ「“悪魔の医師”か“赤ひげ”か」

今から12年前の騒動を私は知らなかったが、 番組を見ていると、万波医師への糾弾が相当に激しかったようだ。 それを取材した週刊誌記者の水野氏は 「いろんな意見を言い合って、それを判断するのが読者だったり国民だと思う」と 言っていたが、「センセーシ…

本『中世ヨーロッパの大魔術書  大アルベルトゥスの秘法』

『中世ヨーロッパの大魔術書 大アルベルトゥスの秘法』 アルベルトゥス・マグヌス 立木鷹志=編訳 河出書房新社 レビューではなく、メモです。 ●姿が見えなくなるためには オプタルミトという石を身につけるといいよ。 ●火を使わずに誰かの手をやけどさせる…

映画『ロボコップ』

映画『ロボコップ』 小学生の頃、テレビで観たっきりとなっていた作品でした。 オープニングから腹がねじれるくらい笑いました。 ブラックジョーク満載、テンポ早い、テンションずっと高い。観終わるまであっという間。 しかも監督バーホーベンでしたか!! …

映画『ソイレント・グリーン』

映画『ソイレント・グリーン』1973年 NHK BSプレミアムにて。 今まで知らなかった、こんなすごい映画。なかなかやらないよね、テレビで『ゼイリブ』然り。 原作の原題『make room!make room!』=『片付けろ!片付けろ!』 これがすべてを物語っている。 い…

映画『グロリアの憂鬱』

映画『グロリアの憂鬱』1984年 監督:ペドロ・アルモドバル スペインってこうなの? 剣道道場のシャワールームでセクシーな男が手招き! うひょー。 また、スペインでも横柄な夫はでーんとテーブルに座り妻がワイン注いだり食事運ばせたりするんだと驚く。 …

映画『コンタクト』

『コンタクト』権力争い、パワハラを受けるのはジョディ・フォスターがおそらくエキセントリックな天才女性だからだろう。しかも無神論者という要素も加わる。全て手柄は横取りされるが、その報いは大きかった。 そして出た、ジョディが宇宙に行くのを止めた…

映画『チャッピー』

『チャッピー』 途中からチャッピーが可哀想で可哀想で見ていられなかった。捨て犬とか、親からこんな扱い受けてる子供とか、子供兵士とかに思いを馳せ辛くなってしまった。フランケンシュタインもの。 かつ、思考、人格のプログラム化、おそらく魂の根源的…

映画『フーリガン』

W杯期間にサッカー映画 『フーリガン』 イライジャ・ウッド主演。フーリガンの生態がわかります。YahooのGYAO!で今なら無料で観られます。 アメリカ人から見たイギリスのフーリガン。今まで喧嘩をした事がないインテリアメリカ人から見てもやっぱり怖そう。 …

映画『ダークナイト』

悪より悪のジョーカー。 金のために悪を働く悪人は上等ではないと。 マネーロンダリングの不正で巨額な紙幣を燃やしちゃう。 金の亡者を倒してくれたと言っても過言ではないような。 マイケル・ケインの山賊の話と同じ。 「金が目的ではなく、世界が燃えるの…