もいんもいん!

「もいん」とはもとは北ドイツのおはようという意味です。

2017-01-01から1年間の記事一覧

日曜美術館「漱石先生 この絵はお嫌いですか~孤高の画家 木島櫻谷~」

日曜美術館見ました。動物園の年間パスポートを持っていただけあって動物への眼差しはやさしくかわいい。漱石やな奴だなあ。今回家も特別公開。京都行けないなあ・・・。画家の家は画家の人となりが現れ家も作品。竹林もある。 櫻谷「人が褒めても 笑っても …

ソハの地下水道

映画レビュー『ソハの地下水道』 こういう映画は義務感で観ている。いつからだろう、こういう映画を過去の教訓としてではなく、こういう時代に近づいてるんだと思うようになったのは・・・。自分と違う風習の者への差別はどこから来るものなのだろう。付き合…

BS世界のドキュメンタリー「ミッシェルの夢」

BS世界のドキュメンタリー「ミッシェルの夢」 よく5年間もミシェルを追いかけたなあ。人の5年間の記録って、やっぱり凄いなあ。ミシェルがとても清々しかった。 20歳で盲学校を卒業してから5年間の記録。ずーっとミシェルにつきっきりなわけではないけど、ど…

アナザーストーリーズ「発見!ナチス略奪絵画 執念のスクープの舞台裏」

アナザーストーリーズ「発見!ナチス略奪絵画 執念のスクープの舞台裏」 最近の事件だったのに、全然知らなかった! この番組はそれぞれの視点から事件を追う。その視点ごとに映画になりそうな題材でした。ジャーナリスト視点では、『スポットライト』『大統…

ブレードランナー 2049

『ブレードランナー 2049』 神になりたい男、ウォレス社長。荒涼の中、一人のKのビジュアルが物悲しい。彼の心の中の寂寥感はどれほどのものだろう。途中、飽きてしまったが、もう一度、タルコフスキーの『サクリファイス』共々見直したい。 ロスの遠景、テ…

BS世界のドキュメンタリー「オレグの自立~発達障害と向き合う青年の物語~」

BS世界のドキュメンタリー「オレグの自立~発達障害と向き合う青年の物語~」 スウェーデン2015年 「ロシアの地方都市に暮らす自閉症スぺクトラム障害のオレグは22歳。母親のマリアからは「頑張れ」と叱咤激励されて育ってきた」 こんなに見ていて胸糞が悪く…

ブラッド・ダイヤモンド

『ブラッド・ダイヤモンド』 フィクションだが社会情勢や問題は再現している。 デビアスはヴァン・デ・カープに。 VAN DE KAAB(映画) DE Beers(現実) ディカプリオがダイヤ密売人で社名がヴァン・デ・カープというのもいい。紛争ダイヤものを映像で観る…

BS世界のドキュメンタリー「ゴミ処分場のオーケストラ」(前編)

『世界はゴミを送ってくるが我々は音楽を送り返す』 「パラグアイの首都アスンシオンは人口およそ200万人 1日に出るゴミの量は約1500トン その大半がカテウラという市のゴミ処分場に運ばれる アスンシオンから11kmほど南下するとカテウラが見えてくる パラグ…

サーミの血

『サーミの血』 強烈な差別故、サーミを否定し、故郷と名前を捨てたサーミ人の少女。仲間からしたら彼女は許し難い身勝手な裏切り者だが、クリスティーナと名前を変えた少女は全てを断ち切って生きる事を決めた。自分で道を切り開くには痛みが伴う。妹の葬儀…

ボラット

『ボラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』 『帰ってきたヒトラー』と違い、どぎつくてお下劣過ぎるが、アメリカ人の本音を聞き出すことに成功しているので、いいのかな。 ・ボラット「ジプシーの群れに突っ込んでも壊れないか」「確…

悪人

『悪人』 妻夫木君が清水にしか見えなかった。清水と深津絵里がひたすらいとおしかった。肉体労働の清水の生活環境、趣味の車もリアルだった。満島ひかりのむかつき具合が絶妙だった。でも蹴っちゃだめ、首絞めちゃだめ。彼女も都会生活精一杯だった。

アメリ

アメリ かわいい!オープニング細かい!ヒロインや登場人物の設定すごいな。しかもマチュー・カソヴィッツ! アメリが好きなこと、嫌いなことを列挙してささやかな喜びを見出していくのが少女漫画みたいできゅんきゅんくる。何回でも観たいな。 私の嫌いなも…

NO

映画レビュー『NO』2012年 チリ・アメリカ・メキシコ合作 ドキュメンタリータッチで当時のCMに合わせた画像が独特でとてもいいのだ。予告編はかなりあか抜けてる。CM合戦最高。 ピノチェトの映像、まさに将軍様。子供が泣きながら将軍様のために歌う。独…

ベルファスト71

映画レビュー『ベルファスト71』 『ダンケルク』関連で観てみました。何人か出演者が出てますよ~。ノーラン監督のダンケルク原型といった感。敵陣にたった一人イギリス新兵が取り残され住民から追われひたすら逃げる。その時の緊迫した効果音とリアルな手ぶ…

The King

機内で観た韓国映画『(仮題)The King』2017、ハン・ジュリム監督 。オープニングから台詞がかっこよくておもしろくて、ぐっと惹き込まれる。 車内にて部長「安東の河回面がなんで笑っているか知ってるか? あそこの特産物は麻布だ。麻布といえば、大麻な。…

The Prison

機内で観た韓国映画『The Prison』2017、ハン・ソッキュ主演、ナ・ジュリム監督。 監獄物。これ、すごいなー。ムショ全体、ムショの人事すらも操る受刑者、ハン・ソッキュ。ムショを起点にして強盗させる。そして、刑務官や舎弟に金を惜しげも無く渡す。受刑…

BSドキュメンタリー 暴かれる王国 サウジアラビア

『BSドキュメンタリー 暴かれる王国 サウジアラビア』 原題 Saudi Arabia Uncovered 制作 Hardcash Productions (イギリス 2016年) 番組ホームページ http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=160906 知らなかった、サウジ・・・。我が国の未…

バーディ

『バーディ』 ベトナム帰還兵物であり、青春物。そしてベトナム戦争批判。 マシュー・モディーンとニコラス・ケイジがたまらなく愛おしい。 眩しい青春の回想シーンが絶妙に入って来て泣けてくる。 2人の置かれた環境が丁寧に描かれていて、より一層説得力を…

ネブラスカ

『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』 すごい所だな、ネブラスカ・・・。 でもちゃんとバーもあって、 それなりに楽しめそう。 メジャーなビアは週末はないけれど。 ビア片手に親戚一同チェックのシャツ着てアホ面でTV見てる・・・。 そして馬鹿兄弟。 関心…

クリスマス・ストーリー

『クリスマス・ストーリー』監督:アルノー・デプレシャン 紡績の街、ルーベが舞台。女王然としたド・ヌーブもダメ弟、マチュー・アマルリックも良かった。 それにもまして、よくぞここまで長女のクソさを描き演じたなと感心した。息子に対しても家族に対し…

アナザーストーリーズ「兵馬俑は見ていた!~巨大遺跡に翻弄された人々~」

アナザーストーリーズ「兵馬俑は見ていた!~巨大遺跡に翻弄された人々~」 兵馬俑発見者の話。これがとてもおもしろかった。観てよかったです。 こんなドラマがあったとは。時は文化大革命。明治維新と同じように前時代的な物は破壊されていたが、始皇帝だ…

BS世界のドキュメンタリー「バシャール・アサド ~独裁と冷血の処世術~」

BS世界のドキュメンタリー「バシャール・アサド ~独裁と冷血の処世術~」 これは恥ずかしい・・・。自分がもしこんなドキュメンタリー作られたら恥ずかしくてしょうがない。(はじらいがあるならね) アサドを小ばかにした演出がとてもおもしろかった。 元…

『ゆーくんの遠征マラソン大会』の巻

『ゆーくんの遠征マラソン大会』の巻 いつもこんな感じです。

カサンドラ・クロス

『カサンドラ・クロス』 このジャケ(笑)何度観ても絶望的な気持ちになるがついつい観てしまう。観る度に発見がある。カメラアングルすごい。強制収容所行の列車を想起させる。為政者のやる事はいつだってそう。もう不穏な曲がかかってるジュネーブのオープニ…

英雄たちの選択「“知の巨人”南方熊楠の闘い 熊野の森を守れ!」

英雄たちの選択「“知の巨人”南方熊楠の闘い 熊野の森を守れ!」 http://www4.nhk.or.jp/heroes/x/2017-03-23/10/1819/2473102/ とても興味深くおもしろかったです。 神社合祀や廃仏毀釈なんてやっている事はISと同じ。 重要な仏像は海外に流出。 番組中に出…

ゴルゴ13第115巻 沖縄シンドローム

『ゴルゴ13第115巻 沖縄シンドローム』 沖縄が犠牲を強いられてきた歴史がゴルゴでわかります。恥ずかしながら全く知りませんでした。 「たしかに今の沖縄は政府の補助に頼るしか能のない県に成り下がっている・・・・。だが、それは、政府とアメリカの政…

ゴルゴ13第94巻 アンコールの微笑

『ゴルゴ13第94巻 アンコールの微笑』1991年作品。 アンコールワットの保護活動をする考古学者の父と未発掘の文化財を発見しさえすればいいとする息子との対立。 西洋考古学、西欧人の第三世界の文化遺産に対する搾取を主題にしている。父と子の確執が絡む…

ETV特集「境界の家 沖縄から福島へ・ある原発技術者の半生」

ETV特集「境界の家 沖縄から福島へ・ある原発技術者の半生」 https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/20/2259558/ 映画『知事抹殺』に出てきた元原発技術者の人だ!当事者でこれほど真摯にフクイチ爆発に言及した人がいただろうか。彼はもともと沖縄の方…

ドキュメンタリーWAVE激動の家族史を記録する 中国・新たな歴史教育の現場

ドキュメンタリーWAVE[終]激動の家族史を記録する 中国・新たな歴史教育の現場 https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/1844/2263188/ 文化大革命でこれほどの過去との断絶があったとは。未だに当時の事を語ることはタブーだという。自分のおじいちゃ…

BS世界のドキュメンタリー 難民村の郵便配達夫

『BS世界のドキュメンタリー 難民村の郵便配達夫』 http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=170414 原題:The Good Postman 制作:Making Movies Oy/Soul Food(フィンランド / ブルガリア 2016年) 本当に観てよかった。ナレーションもないの…