もいんもいん!

「もいん」とはもとは北ドイツのおはようという意味です。

BSドキュメンタリー 暴かれる王国 サウジアラビア

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『BSドキュメンタリー 暴かれる王国 サウジアラビア

原題
Saudi Arabia Uncovered
制作
Hardcash Productions (イギリス 2016年)

番組ホームページ http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=160906

知らなかった、サウジ・・・。我が国の未来かもしれない。
王族の権力を握るためにワッハーブ派サラフィー主義イスラム法に則った恐怖と抑圧のファシズム国家を築いている。
また、国家がテロ組織に資金援助したり(9.11時、アメリカは知っていた)、イギリスが石油の代わりに6500億円分の武器や軍事技術を援助したり、サウジの警察官を軍事訓練している。
イギリスが援助すればする程、サウジの国民は苦しくなる構図だ。
また、アルカイダサラフィー主義の極端な解釈によるものだし、ISとワッハーブ派の教義は同じもの。いくら、サウジがテロとは関係ないとは言っても教義が同じである以上、関係ないって事じゃすまないでしょ、というイギリスの番組でした。(※私にはワッハーブ派サラフィー主義の違いがわかっていません。)


サウジ
表現の自由がない
・恐怖は老人から子供まで支配している
・ジャーナリストも入れない(監視付きならOK)
・観光もできない
・国営石油会社の総資産額は910兆円、福祉に力を入れているというが、1/4は貧困
・庶民の貧相な暮らしは撮影禁止
・女性の就業率は2割、だから物乞いには女性が多い
・宗教警察(勧善懲悪委員)がパトロールしている。
・教育「キリスト教徒は全員死刑」「シーア派も悪」「子供に他の宗教への憎悪を植え付けて、王族への服従を植え付ける」
・反体制を抑圧、投獄する
・批判はテロ行為
・密告制度
・劣悪な刑務所
・劣悪な刑務所を改善するためにイギリスが委託契約を結び7億8千万円を援助するが、逮捕されたブロガーへの国際社会の批判によって、契約解除。
・サウジの警察幹部は英政府や英内務省と契約を結んでいる。
またアメリカでも研修している。イギリスでは3つの訓練コースに参加。リヤドの大使館を通して。テロ対策という名目で。
・当初は支援を否定していたイギリスものちに、300人を訓練していた事を認める
・サウジは部族社会。女性のしつけや支配の手段として暴力が用いられる。父親の権限を守るために
・東部はシーア派が多くいる
・2011年の抗議デモ鎮圧にサウジの警察は実弾を使用。数十人の市民が死亡、逮捕者も出る→支配体制は盤石ではない
・抗議デモに参加した15歳のアリが死刑判決を受けた頃、サウジアラビア人が国連人権理事会の要職に就いた
・サウジ政府はワッハーブ派に7兆円の資金援助をしたが、1/3はテロ組織にいった。
・サウジ政府が資金提供したボスニア・ヘルツェゴビナ救援サウジアラビア高等弁務団がテロリストを雇っていた
アルカイダボスニアにいた
ボスニアサウジアラビア高等弁務団をNATOが急襲
・2/25 ヨーロッパ議会はサウジへの武器売却を禁止