もいんもいん!

「もいん」とはもとは北ドイツのおはようという意味です。

BS世界のドキュメンタリー「ゴミ処分場のオーケストラ」(前編)

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『世界はゴミを送ってくるが我々は音楽を送り返す』
パラグアイの首都アスンシオンは人口およそ200万人
1日に出るゴミの量は約1500トン
その大半がカテウラという市のゴミ処分場に運ばれる
アスンシオンから11kmほど南下するとカテウラが見えてくる
パラグアイ川が氾濫する土地にあり洪水の危険があるため
居住には適さない地域である
しかしここにはゴミを生活の糧とする2500世帯が暮らしている」

音楽を知った子供たちの目はきらきらしている。
とても素敵な事だと思った。
ゴミで生計を立てている家庭の子供もまた、将来ゴミに従事することになるカテウラ。家庭の事情や難聴など、問題を抱える子供たちも多い中、演奏することは希望だろう。希望を与えた先生を尊敬する。先生は音楽を始めてから目標を持つことができた。
「ゴミから作られた楽器を宝石のように大切にしている」と女の子は言った。
「ドラムをたたくと自由になれる。たとえ補聴器をつけてもドラムをたたき続ける。」と難聴の男の子は言った。

彼らがイベントに招待された。主催者側のリクエストは「歓喜の歌」
こういうイベントやサミットでは「歓喜の歌」をやらされるものだ。ははは。

そして今度はいよいよ海外公演。リオ+20、2012に招待されたようだ。
子供が外国に行くには親のサインがいる。
もうずっと、飲んだくれで暴力を振るう父親と離れて暮らしている子もその父親のサインをもらわなければならない。先生も一緒になって父親の行方を探す。不安な母親と少女。ようやくもらえた。
初めてみんなで行く海外。皆、浮かれていてかわいい。

格差社会とはいえ、子供には均等な機会が与えられる社会になって欲しい。
でも、子供たちをリオ+20なんかに利用しないで欲しい。

前編しか観なかったので、
後半も観てみたいです。