もいんもいん!

「もいん」とはもとは北ドイツのおはようという意味です。

アナザーストーリーズ「発見!ナチス略奪絵画 執念のスクープの舞台裏」

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アナザーストーリーズ「発見!ナチス略奪絵画 執念のスクープの舞台裏」

最近の事件だったのに、全然知らなかった!
この番組はそれぞれの視点から事件を追う。その視点ごとに映画になりそうな題材でした。ジャーナリスト視点では、『スポットライト』『大統領の陰謀』といった名作映画がありますね。
コンパクトにまとめられていて、とてもスリリングでおもしろかったけど、謎が多すぎて妄想が膨らむ。
まず、大量の絵の持ち主、コルネリウス・グルリット。この現代のミュンヘンで住民登録、税金ナンバー、健康保険の登録がないなんてことがあるのかしら。全くの影の人物。登録のない人間の存在に驚いた。誰かの支援を受けていたのでは? もしくは監視があったのでは? そして、顔。ベネディクト16世やイギリスのメイ首相にそっくり。 要の人達って、似てるんですよね〜、国籍問わず。スペインのフェリペ国王とアサドってそっくりじゃない??? 閑話休題。特に、ベネディクトとグルリットとは年齢も境遇も近く、親戚?と思うくらい。(妄想は続く)この事件が起きた時に、ベネディクト、法王辞めてるんだよね〜。ナチスとしてユダヤ人の絵画をベネディクトももらってて、名前があったとか? 彼には虐待容疑もあったっけ?
あとはやはり、ナチスお抱えの画商の息子として、大量の絵画を保管していたグルリット。彼はとてもおとなしい性格で、利用するには都合のいい男だったように感じた。極端な用心深さから、元ナチから見張られていたのではないか?? そして、孤独な死。番組最後、グルリットに同情する意見もあったが、この事件の全容はこの番組だけではもちろん収まらないし、まだ多くの謎があると思う。
そして、現在まだ、戦争の爪痕は残っている事を物語っていた。巨匠たちのまだ見ぬ名画も世界のどこかにまだあるかもしれない。