2007-10-10 黒い雨 本レビュー #その他文学 『黒い雨』 井伏鱒二 なんで戦争ってなくならないんだろ。 釣りをしている原爆病の重松にイヤミをいうおばさんが出て来たり、 いやな兵隊が出て来たりして、誰しも悪意を持っていることを露出させますが、 殺しちゃいかんよ。 主人公の閑間一家が聡明で善良で愛しいです。 原爆訴訟や戦争責任問題など、まだ日本の戦争は終わっていないのだなあと思わずにはいられません。