もいんもいん!

「もいん」とはもとは北ドイツのおはようという意味です。

【読書日記】聖書Ⅰジョージ秋山 その2

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()は私の主観、感想

つづき


イスラエル軍は次にアイという小さな街を責めたが、イスラエル軍の中に裏切り者がいるとして、

主はイスラエルを勝利に導かなかった。そいつは戦利品を盗んだという。

ヨシュアの裁きで裏切り者がわかり、そいつの家族もろとも石を投げられ殺された。


***

モーセ十戒
の7戒

汝殺すなかれ

(私にはこういう矛盾が我慢ならない。つまり、主は十戒を説いておきながら、それを犯した者を罰しないものとして私には映る。戦利品を盗んだ者は罰するのに)


***

主の怒りは止みイスラエルに味方したのか、今度イスラエル軍はアイ軍を皆殺しにし、アイの街を廃墟にさせた。

(そもそもなぜアイを責める気になった動機がわからない)

その後もどんどんイスラエル軍は街を責めていく。

約束された地カナンも征服する。(こりゃ侵略ですよ。この本によると勝手に主から約束された地)

カナンは12部族に分配された。

その後の文章が意味がわからない。

「あなた達は自分で労せずして得た土地、自分で建てたのではない住みかを与えた。あなたたちはそこに住み、自分で植えたのではないぶどう畑と、オリーブ畑の果実を食べている。だから、あなた達は主を畏れ、真心をこめ真実をもって主に仕え、あなた達の先祖が川の向こう側や、エジプトで仕えていた神々を除き去って、主に仕えなさい。(略)」

(侵略したのだから、主に仕えなさい、と読める。まずその意味がわからない。そして1文目の"与えた"、という意味がわからない。もらった、奪ったという与えたという意味の逆が来るのはではないか。あなた達と、あなたたち、と記述が違うのも気になる。あげあしをとっているのではなく、本当にわからないのだ。)

(これだけ見ても"主"に整合性が見受けられない。そんなんでいいのか"主"は。人の生死がかかっているのに)


ヨシュアによって約束された地が征服されて安定し平和は時代が続いたが、
時代はさらに過ぎ、人々は周辺諸国の風習に染まり、他の神々を崇めるようになった。

イスラエル人にカナン(パレスチナ)を追われた人々は、軍事的な団結をして領土奪還のための機会をうかがっていた。


何千年も前から今も、人間の歴史上、、戦火は消えたことがないのだ。

と鬼は締めくくられている。

(この本だけ読むと、主が勝手にイスラエル人にカナン陥落を焚きつけたように読める)