もいんもいん!

「もいん」とはもとは北ドイツのおはようという意味です。

エジプト神話物語

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『図説 エジプト神話物語』 ジョナサン・ディー  訳=山本史郎・山本泰子 原書房

物語になっていて、写真もたくさんありとても読みやすくおもしろかったです。

説明もコラム風にちょこっと載っていて理解も深まります。

こういう作りじゃないと、読みにくいんですよね~。

宇宙人みたいなレリーフもありとても興味深かったです。

頭をのばしていた古代エジプト人は宇宙人に見えます。

異端のファラオ、アメンホテプ4世のアテン(太陽円盤)一神教の影響でしょうか。

彫刻も人智を超えており、図説素晴らしいな、と思います。

やはり、世界中に多数の言語があるきっかけの話があったり、

兄が弟のナイフをなくし、兄弟に確執が生まれる釣り針伝説のような話もでてきて、

神話もとても興味深かったです。


イシスにあんなに溺愛されていたのに、息子ホルスから「このバカ女」とか言われたり、ホルスの非情さや粗野さとか、なんだか突き抜けてるな。

神ラーですら収束できないホルスとおじのセトの壮絶な戦いの描写から、当時のすさまじい戦闘がしのばれます。

異端のファラオ、アメンホテプ4世は太陽円盤アテンの崇拝を奨励していたり、

ホルスが輝く円盤に変身したりと私の好奇心をくすぐります。