反〈絆〉論 (
ちくま新書) 新書 中島 義道 (著)
一時期、メディア等が絆地獄一色に陥っていた時期がありましたね。
絆って言葉を入れないと放送、販売できないのか、と
穿ったり。
でも、さすがに私も絆地獄とは言えず、福島の新聞に絆の押し付けが過ぎるとは投書したことがあります。掲載はされませんでしたが。
みんな一緒って喧伝して思考停止に陥れているような気がして、本当に気持ちが悪かったです。まだ地元の新聞にはその名残があります。
この本はカント等を引用しながらいかに思考停止がだめであるかを実証していく本のような気がします。東北の方にこそ読んでいただきたいと思いました。