『
荻窪風土記』
井伏鱒二 1987 新潮社
新婚当時、阿佐ケ谷に住んでいたので阿佐ケ谷に思い入れがあります。
『
荻窪風土記』の阿佐ケ谷版みたいなものを創作してみたいです。
井伏鱒二氏を巡る、当時の文豪たちとの交流が描かれておりおもしろいです。
章の題名で、具体的な人名が表記されているのは
外村繁氏と
小山清氏のみです。
彼らの厳しい人生について言及されています。
この小説を読まなければ、彼らのひっそりとした人生を知りうる事もなかったです。
そういうことを考えると、人生ってなんだろうって思います。