スカーフェイス
『スカーフェイス』(原題:Scarface)
1932年のギャング映画『暗黒街の顔役』ハワード・ホークス監督(こちらも原題は『Scarface』)をオリバー・ストーンが脚色。キューバからアメリカにやってきたボートピープルの青年トニー・モンタナがコカインの密売でのし上がり、自滅していく様子を描いたピカレスクロマン。
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さすがオリバー・ストーン脚本、社会派です。それにブライアン・デ・パルマの監督が骨太な味付けをしているのでぐいぐい惹き込まれました。主人公が成り上がって、栄華を極めて、斜陽になって、自滅して壮絶死を遂げるまでの人生をアル・パチーノがぐちゃぐちゃになりながら熱演しています。
またミシェル・ファイファーのこの世のものとは思えない霊的な美しさに心臓を鷲づかみにされました。彼女の神がかった美しさと最後の銃撃戦が魅せます。
もとになったハワード・ホークスの映画も観てみたいです。