マヤ文明 新たなる真実―解読された古代神話『ポップ・ヴフ』その2
マヤ文明 新たなる真実―解読された古代神話『ポップ・ヴフ』 実松克義著
【メモ2】
マヤの宇宙創造は「アハウ・テペウ:父なる天空、宇宙の精神」である精神の神と「チュチュ・ククマッツ:母なる大地、地母神」である物質の神で行われたとあります。(ククマッツ=白い蛇。銀河系における統一性)
マヤの宇宙創造は「アハウ・テペウ:父なる天空、宇宙の精神」である精神の神と「チュチュ・ククマッツ:母なる大地、地母神」である物質の神で行われたとあります。(ククマッツ=白い蛇。銀河系における統一性)
この世界は精神と物質で始まった。
実松氏は自然法則や遺伝情報と原子や分子の分離と結合、あるいはDNAの複製、再編成置き換える言い換えることもできるという。
マヤの宇宙観は物質的継続と精神的継続でできている。
マヤの宇宙観の根本思想は、マヤ時間思想と二元論が相互に関連してできている。
この二元論は弁証法である。
マヤ・トルテカ文明は第6の歴史的段階でできていう。
第一の歴史的段階 狩猟、採集による生活。無知な時代。神によってはじめに作られた人間は言葉をしゃべらない。動物になった。
第ニの歴史的段階 農業の発生、原始的農業。地球中心世界観。神は土で人間を作った。不完全。
第三の歴史的段階 トウモロコシ。太陽中心世界観。神は木で人間を作ったが、傲慢になったので、劫火や大洪水で滅ぼした。
第四の歴史的段階 マヤ。トルテカ文明の建設 マヤ科学の最盛期。宇宙論的世界観。神はトウモロコシで人間を作った。
第五の歴史的段階 民族大移動と再定着、文明の停滞と退廃。問題が発生して、移動した。
第六の歴史的段階 スペイン人による支配
第ニの歴史的段階 農業の発生、原始的農業。地球中心世界観。神は土で人間を作った。不完全。
第三の歴史的段階 トウモロコシ。太陽中心世界観。神は木で人間を作ったが、傲慢になったので、劫火や大洪水で滅ぼした。
第四の歴史的段階 マヤ。トルテカ文明の建設 マヤ科学の最盛期。宇宙論的世界観。神はトウモロコシで人間を作った。
第五の歴史的段階 民族大移動と再定着、文明の停滞と退廃。問題が発生して、移動した。
第六の歴史的段階 スペイン人による支配
第四の歴史的段階において成熟した、本格的な文明が出現した。
科学、技術、芸術だけでなく、政治的にも、社会的にも、きわめて理性的で自由な人間の時代だった。
この時代には暴政も、軍国主義も、いけにえの習慣も存在しなかった。
科学、技術、芸術だけでなく、政治的にも、社会的にも、きわめて理性的で自由な人間の時代だった。
この時代には暴政も、軍国主義も、いけにえの習慣も存在しなかった。
【感想】
マヤも古代インドの思想と同じで、二元論の思想文化で、時間もらせんの形を描いて定期的に繰り返されるという思想が興味深かったです。
マヤも古代インドの思想と同じで、二元論の思想文化で、時間もらせんの形を描いて定期的に繰り返されるという思想が興味深かったです。
古代インドでは宇宙は「純粋精神、永遠なる男性」と「物質原理、永遠なる女性」の結合によってできた。男性と女性は対立している、という思想です。
マヤも宇宙創造は「父なる天空、宇宙の精神」である精神の神と「母なる大地、地母神」である物質の神で行われたとあります。
マヤ人が考えた時間や宇宙の構造はまるでらせんの遺伝子のよう。
時間や宇宙を考えることで人間や物質の構造も理解していたような気がします。
素敵だな。
時間や宇宙を考えることで人間や物質の構造も理解していたような気がします。
素敵だな。