もいんもいん!

「もいん」とはもとは北ドイツのおはようという意味です。

古代インドの神 バラモン教、原始仏教、ジャイナ教、ヒンドゥー教 オドン・ヴァレ メモ

イメージ 1

【メモ】

紀元前3千年~2千年にインダス文明ができた。

紀元前2千年、アーリア人が東欧、イラン経由で西北インドに侵入した。
アーリア人とはサンスクリットで貴族という意味。インド・ヨーロッパ語族
アーリア人より劣った土着の人々は、奴隷、悪魔という意味のダーサと呼ばれた。


インド・ヨーロッパ語族は「霊的な力」、「支配する権力」、「地上の豊饒力」を崇拝していた。
ローマ神話における最高神ユピテル、軍神マルス、農業の守護神クィリーヌスである。
              
インドでは聖職者階級:バラモン、戦闘者階級:クシャトリア、生産者階級:ヴァイシャの再生族:ドヴァウジャと
アーリア人である土着民、隷属民:シュードラの社会階級に分けられた。

紀元前200年~200年 マヌ法典ができた。最高神ブラフマーが人類を繁栄させるために、4つの階級を生み出した。
インドの権力者はこの社会階級制度に神秘主義的な側面を与え、巧妙に正当化した。

バラモン教
紀元前1千年、バラモン教ヴェーダ思想ができた。
ヴェーダとは見る、知るという意味で、アーリアの神に対する供養や儀礼をまとめた聖典の総称。
リシ:聖仙に神が与えた啓示:シュルティ。
ヴェーダの注釈がウパニシャッド
主要神 インドラ 目が1000個ある。

バラモン教 果てしない生まれ変わりの連続という思想。
この生死の繰り返しは、どうあがいても止めることはできず、全ての生物は一度限りの生で終わることはない。

循環する時=インド思想、定期的に繰り返される。らせんの形。
直線的な時=西欧的、歴史的事件は一度かぎり。

宇宙の創造主:ブラフマー
維持者:ヴィシュヌ神
創造主、兼破壊者シヴァ神 
これらは本質的に同じ神。
トリムーティ:三神一体
ひとつの実体が3人の神の姿で表れている。
ひとつの神の姿が3つの実体を持っている。

アートマンとプラーナが統一されると心身が調和して健康になり、魂に安らぎを感じる。
アートマン=霊魂、神から吹き込まれた息
プラーナ=呼吸、人が吸い込む
アートマンとは息という意味。霊魂は無機質にも。
キリスト教の霊魂も息という意味だが、人間のみ。

キリスト教は人間と人間のあいだ、あるいは人間と神のあいだを結びつける宗教。
ヒンドゥー教は精神と肉体のあいだを結ぶことを目的とした宗教。

ヨーガ
紀元前1千年、ヴェーダ時代の末期。バラモン教
世界と精神的な原理と物質的な原理のふたつに区分するサーンキヤ哲学と結びついた呼吸法

サーンキヤ哲学=宇宙はプルシャとプラクリティとの結合から生まれた。
プルシャ=純粋精神、永遠なる男性
ラクリティ=物質原理、永遠なる女性

ヨーガの思想は二元論。男性と女性が対立

ヨーガ=人間の肉体的欲望と思考力をつなぐ「くびき」の意味。
くびき=束縛、身体と精神は常に不可分。
ヨーガが結ぶのは、自分自身の中にある身体的要素と精神的要素。
「行為のヨーガ:カルマ・ヨーガ」結果や報酬を期待することなく宗教的な義務を果たすこと
「献身のヨーガ:バクティ・ヨーガ」神へ絶対的な愛を捧げるとともに恍惚に至る方法を探る
「王者のヨーガ:ラージャ・ヨーガ」個人的な心の発育と精神的な安定をめざして集中力とリラックスを体得する
「知識のヨーガ:ジャニーナ・ヨーガ」神を理解するために知識を体系化するもの
「力のヨーガ:ハタ・ヨーガ」クンダリーニとタントラの教義
クンダリーニ=もともとは「輪」を表わす
       生命力、性力
       蛇のようにとぐろを巻きながら「シャクティ」の源で眠っている生命力。
       シヴァ神=蛇、男性原理の象徴。
    
シャクティシヴァ神の妻の名、女性原理


タントラ=シャクティ(生命力)の尊崇を理論としてまとめた聖典
     ヒンドゥー教チベット仏教の教義において中心的な役割。
     ヒンドゥー教のグル(重んずべき人)やチベット仏教のラマ(高いところにいる人)は、
     生命の織物である経典のうち、タントラ(よこ糸という意味)をまず学ばなければならないと弟子に説いた。

     ヤントラ:道具=宇宙を象徴する 
     マンダラ:円=宇宙を象徴する
     マントラ真言=聖なる言葉:オーム

タントラ仏教が中国の仏教(道教)になった。


【感想】
本を読んで古代インドの思想がわかったつもりになってましたが、
メモを書き起こしてみると、かなりとんちんかんでよくわからないですね。
もっとちゃんと深く調べなきゃな、と思いました。