もいんもいん!

「もいん」とはもとは北ドイツのおはようという意味です。

『炭鉱の子どもたち』

Eテレドキュメンタリー『炭鉱の子どもたち』
番組ホームページ
http://www.nhk.or.jp/jp-prize/2017/prize_winner.html

フランス、ランスの貧困層の母、子共二人、時々弟の友達。
ボタ山が沁みる。
兄弟はとてもハンサムだけど、晩飯は毎日、ポテトとパスタの繰り返し。時には無料で配られる食事の時も。月々€800〜€900の生活保護で一家3人暮らしているらしい。
10歳の弟「母さんが働いてないからお金がないんだ。前は朝、シリアルが食べられたのに。母さんも働けばいいのに。え? 君んちはお父さんもお母さんも働いてるの???」
弟の友達「ランスは仕事がない。フライドポテト屋か、ゴミ収集か、道路掃除くらいしかない。明るい未来を描きたければ、南部かパリに行くしかない」10歳でこの冷静さ。ランスの子達の将来の夢はどのようなものなのだろうか。
15歳の兄は高校でゲイがばれていじめられている。フランスの高校生も大変なんだな。「僕は学校に行きたくないわけじゃない。僕の体と脳が行きたがらないんだ」名言。結局、兄は高校を辞めた。
母「私は子供達をありのままで受け入れるわ」
弟「お兄ちゃんがゲイなのは知ってるよ。お兄ちゃんの人生はお兄ちゃんのものだから」
ランスのクラブチームのサッカーの試合に続々と人がやってくる。みんな、仕事は何をやっているのだろうか。
16歳になった兄はなんとか地元を出て働こうとしていた。その責任を背負った顔は既に少年のそれではなかった。