『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』
宣伝が地味でもったいない！アート系探偵もの。人によって呼び方も国籍も印象も違うヴィヴィアン・マイヤー。写真を撮ってた事も知らなかった人も。共通するのは彼女が変人だって事。過去を語らず途方も無く孤独な彼女の眼差しはグロテスクなニュースや、ストリートに向かい覗き見タイプのローライフレックスでシャッターを切る。知人にインタビューする事によって彼女の暗部が明らかになってくる。作品を積極的に発表して来なかったのも、そういう理由からだったのだろうか。
この映画で強烈に感じた事は、もはやこういうストリート写真が撮れなくなっている現実だった。
