『光のノスタルジア』『真珠のボタン』

『光のノスタルジア』『真珠のボタン』

宙からのアプローチの『光のノスタルジア』と水からのアプローチの『真珠のボタン』で描かれるチリの歴史。
映画に出てきたパタゴニアの先住民の人々は日本人によく似ていて他人とは思えない。
彼らの不思議なボディペイントは宇宙を表しているようだ。宇宙とともに生きてきたチリの先住民。
チリの歴史はヨーロッパ人が侵略してから困難の連続だ。チリの911、チリのクーデター。
彼らを虐殺したり虐げることは地球の記憶を抹殺することだ。チリを静かに力強く宇宙の視点で描いている。

チリの911、チリのクーデターは他の映画で知った。アメリカが世界で初めて選挙によって成立した社会主義のアジェンデ政権をCIAの工作や武力で攻撃したのだ。その後、ピノチェが大統領を名乗り軍事政権ができた。軍事政権によって殺されたり、行方不明になったのは3196人とチリ政府公式報告書によって発表されているが、実際はそれ以上だという。強制収容所に送られたり、拷問を受けたりと何らかの形で人権侵害を受けた人々は10万人とも推定される。(wikiより)

webDICE
[骰子の眼] アメリカが仕組んだもうひとつの9.11―世界初の選挙による社会主義政権とクーデター
http://www.webdice.jp/dice/detail/4908/

[骰子の眼]
「グレートジャーニー」の出発地は、パタゴニアの先住民のお墓の前だった
『光のノスタルジア』『真珠のボタン』探検家・関野吉晴さんによるトークイベント・レポート
http://www.webdice.jp/dice/detail/4906/