もいんもいん!

「もいん」とはもとは北ドイツのおはようという意味です。

100,000年後の安全

無害になるまで10万年もかかる放射性核廃棄物を出す原発は使うべきじゃないと思うな。

映画の最中にも地震があって、一カ月以上も放射能を垂れ流し、最悪の爆発の可能性のある福島原発問題を早く収拾してほしい。

日本人には原発を制御できないから、使うべきでないと思う。

それはそれとして、原発賛成反対の二元論ではなく、毎日出してる大量の核廃棄物、今ここにある危機を議論すべきだと思わせる映画だった。


それにしても10万年。
高レベル放射性廃棄物フィンランドのオルキルオトのファインランド語の「隠れた場所」という意味の
オンカロと呼ばれる永久地層処分場に10万年保管するするプロジェクトを追うドキュメンタリー映画である。

6万年ごとに氷河期がきて、文明がリセットされるから、
10万年後の人類に果たして、放射性廃棄物の埋蔵施設オンカロの危険性を警告できるか、というのも
映画の重要なテーマ。

地球46億歳、ネアンテルダール人が今から20年前に誕生。
6万年ごとの氷河期。

今から2万年前の核戦争の痕も残ってるとか、残ってないとか。

なんだか途方もない気分になってしまった。

舞台のファインランドでは使用済み核燃料の処理には再利用せず、そのまま埋める。

そして10万年保管するのだ。

なぜなら、その工程で抽出するプルトニウムが核爆弾の原料になりテロの手に渡るかもしれないからだ。

日本では再利用しているそうだ。

フィンランド人の物事に取り組む基本的な姿勢が現れているという。

日本と正反対だ。